みなさんこんにちは。
ソフトコムデザイナーの深谷です。
突然ですが、私事のご報告があります。
このたび、3年間勤めてきたソフトコムを6月末で退職し、7月からはフリーランスのイラストレーターとして活動をスタートすることになりました。

今回は、これまでの3年間を振り返りながら、感謝の気持ちを込めて綴らせていただきます。
少し長くなりますが、お時間のあるときに読んでいただけたら嬉しいです。

ソフトコムでの3年間

今から3年前の6月6日、私はソフトコムにデザイナーとして入社しました。
当時は実務経験も浅く、たくさんのご迷惑をおかけしたと思います。

入社当初は、主にバナー制作を担当しており、Photoshopは画像加工程度の経験しかなかった私は、1枚のバナーを作るのにも非常に時間がかかっていました。

そんな私を支えてくださったのが、先輩方の存在でした。
先輩たちは「ここをこう直して」といった表面的な指示ではなく、「なぜ視認性が悪くなるのか」「どう配置すれば要素同士が作用し合って見やすくなるか」といった、デザインの考え方まで丁寧に教えてくださいました。

そのおかげで、背景のロジックを理解しながら制作する力がつき、スピードもクオリティも徐々に向上していきました。
(今思えば、あれほど親切で面倒見のいい先輩方に囲まれていたことは、本当に恵まれていたと思います)

やがてバナー制作に慣れてくると、LPやサイト制作にも携わるようになり、最初は先輩と一緒に、最終的には一人でも任せていただけるようになりました。

動画編集との出会い

ある時の面談で、「今後、社内で動画制作ができるようにしていきたい。そのために補助金を活用して講座を受講できる人を探している」という話がありました。

以前に少しだけ動画編集の経験があり、楽しかった記憶があった私は「ぜひやらせてください!」と手を挙げました。
受講できるのは1名のみということで、業務後にオンラインで授業を受け、課題を提出しながら知識を身につけていきました。

最初は「しっかり知識を持ち帰らなければ」といったプレッシャーに押しつぶされそうになることもありましたが、
学んだ知識を実際の業務で活かせるようになってくると、「できることが増えている」実感が自信へとつながっていきました。

それまで私は社内で一番の若手だったこともあり、「自分は本当に役に立てているのかな」と不安に感じることもありました。
だからこそ、動画制作という新たな分野を任せてもらえたことは、自分にとって大きな転機となりました。

コワーキングスペースの管理人に

22023年5月にオープンした、クリエイター専用のコワーキングスペース「saladbowl」。
そのおよそ1年半後、川上代表から突然「管理人をやってみないか」とお声がけをいただきました。

正直、「私で大丈夫かな……?」と不安の方が大きかったです。
任命された背景は明確には覚えていませんが、たしか社内の広報チームの活動を一段落したタイミングで、
「社内のお知らせを伝える役」から「サラダボウルを外へ発信する役」へと役割が変わったのだと思います。笑

管理人として携わった主な業務は、以下の3つです。

  • 会員希望者との面談
  • 施設の改善提案
  • イベントの企画・実施

この経験を通して、社内業務とはまた違う視点で物事を考える機会が増え、
外部の方との関わりの中でも多くの学びを得ることができました。

自分のやりたいこと

もともと美術高校時代から「絵を描くこと」も「デザイン」も大好きで、
その両方を続けられる働き方はないのかな?とずっと考えていました。

就職後は、日中はWEBデザイナーとして働きながら、退勤後や休日には知り合いのお店のグラフィックを制作したり、イラストを描いたりと、
個人のイラスト活動も続けていましたが、どこか「全力では取り組みきれていない」という感覚がありました。

ソフトコムでの業務には、やりがいや学びもたくさんあった一方で、
「自分が本当に目指したい場所はどこなのか?」を常に模索していた気がします。

そんな中、saladbowlで多くのフリーランスの方と出会い、話す機会がありました。
自分の“好き”を仕事にしている方々と触れ合う中で、私も改めて「自分の好きなこと」を見つめ直すようになり、
「もっとイラストに全力で取り組みたい!」という思いが、次第に強くなっていきました。

悩んだ末に、その気持ちを川上代表に打ち明けたところ、
「それならサラダボウルでアルバイトをやりながら、イラストに集中できる時間を作ったらどうか」とご提案をいただきました。

そのお言葉には本当に驚きましたし、
イラストとデザイン、どちらにも本気で向き合っていける環境に、心から感謝しています。

そのため、これからはフリーランスのイラストレーターとして活動しながら、
引き続きサラダボウルの管理人としても関わらせていただきます。

こんなに温かく柔軟に受け入れてくださる会社、そして素敵な社員の皆さんに囲まれて働けた私は、本当に幸運だったと感じています。

最後に

この3年間、私はソフトコムでたくさんの挑戦をさせていただきました。
デザイン、動画制作、施設運営……どれもが初めての経験で、たくさんの学びと成長をもたらしてくれました。

7月からは、いよいよフリーランスとしての生活が始まります。
もちろん不安もありますが、ここで得たすべての経験が、今の自分の土台になっていると実感しています。

今後は、イラスト × デザイン × サラダボウルという新しい形で、どんなことができるのか、とても楽しみにしています。
そして、いつかまた何かの形でソフトコムに恩返しができたらと思っています。

ここまで読んでいただき、本当にありがとうございました。
これからもどうぞよろしくお願いいたします!