ソフトコム RPA担当の岡野です。

WinActorによる業務自動化の事例をご紹介します。
求人情報サイトで特定の勤務地・業種・キーワードで求人情報を検索し、求人内容の一部をエクセルにリストアップする業務を自動化した事例です。

求人情報サイトの検索結果からヒットした件数分の求人情報詳細を確認し、企業名や時給などを抽出してエクセルに記入していましたが、件数が多いと手作業でのリスト化では時間がかかってしまうため、PRAによる自動化を行いました。

【導入前】
・求人情報サイトにアクセス
・勤務地・業種・キーワードを入力して検索
・検索結果から求人情報詳細を開き、必要なデータをエクセルに転記
〈~検索件数分繰り返す~〉
・エクセル日付と検索内容を含んだファイル名で保存

【導入後】
・WinActorのシナリオを実行し、勤務地やキーワードを指定
・指定フォルダに検索結果から抽出した求人情報のエクセルが格納される

導入の結果、RPA実行 → 検索したい求人情報を入力するだけで、検索結果から必要なデータを抽出したエクセルが出力されるようになりました。
求人詳細ページを順番に開く際に、飛ばしたり、重複したりするミスもなくなりました。

WEBサイトの情報収集(データスクレイピング)を手作業で行うと、件数に比例して作業時間が増えてしまいます。
検索結果のデータをCSVなどでエクスポートできる機能を備えているサイトもありますが、無料のサービスサイトなどでは対応しないことがほとんどです。
こういった単純かつ時間のかかる作業こそRPAが得意とする分野です。

WinActorの最新版にはスクレイピング機能が備わっているので、比較的簡単にWEBサイトのデータ収集を自動化することができます。
さらにエクセルに連携して、取得したデータを加工したり、集計・グラフ化を行うことも可能です。

求人情報サイトだけでなく、ECサイトでの商品価格調査などマーケティングにも役立てることができるかと思います。
調査した結果を活かすことは人にしかできませんが、調査やデータ化のような作業はRPAに任せることで業務効率化することができます。

ソフトコムのRPA導入サポートは、EC関連業務から総務・経理まで幅広く業務の自動化をお手伝いさせていただきます。
人手のかかる定形業務でお困りごとがございましたら、ぜひソフトコムにご相談ください!