桜の季節になりましたね。
卒業や入学、新しい環境がはじまるこの時期は、どこか特別な空気がありますよね。
毎年同じように桜を見ているのに、毎年なぜか心が動く。
少し懐かしくなったり、前向きな気持ちになったり…
今回は、桜のピンクが持つ力をひもときながら、
デザインに活かせるヒントをご紹介します。
桜のピンクは、なぜ心に残るの?
春になると目にする、あの淡いピンク。
桜の代表的な品種のソメイヨシノは、白に近いとてもやさしい色をしています。
このピンクは、あたたかさと儚さを同時に感じさせる不思議な色です。
そして桜は短い期間で咲いて散るため、「今しか見られない」感じと色の印象が合わさってより記憶に残る存在になります。
色は「記憶のスイッチ」
私たちは、出来事そのものよりも、そのときに感じた気持ちや感情をよく覚えています。
そして色は、その気持ちや感情を思い出すきっかけになります。
桜のピンクを見たとき、新生活や新しい人との出会いのワクワク・ドキドキを思い出すことはありませんか?
これは、色が感情と結びついているからです。
デザインでも同じで、「なんとなくいいな〜」と感じたものは、色と一緒に記憶されています。
ピンクがつくる「安心感」
ピンクは、見ている人の気持ちをやわらかくする色です。
強く主張するわけではないけれど、「やさしそう」「受け入れてもらえそう」
そんな安心感を自然に生み出します。
ブランドやサービスの中でもピンクは「やさしさ」や「安心感」を表現する色として、性別を問わず使われるようになっています。
デザインに活かす、桜のピンクのヒント
桜から学ぶことは強くアピールするわけじゃく「ちょうどいいバランス」なのではないでしょうか。
あのピンクは、主張しすぎないから、長く見ていても心地よく自然と人を引きつけます。
そんなピンクの特徴をデザインに取り入れるとすれば
- フォームまわりに使って、安心感をプラスする
- グレーや白と合わせて、落ち着いた印象にする
- 季節のあしらいとして取り入れて、今っぽさを出す
など、少し加えるだけで印象が変わります。
「かわいい色」としてではなくて、気持ちをやわらかくするための色として使えます。
ピンクをうまく取り入れることで、行動のハードルを下げて、ユーザーが次の行動へ進みやすくなります。
また同じピンクでも、トーンや明るさによって印象は大きく変わります。
- 淡いピンク→やわらかく安心感を与える
- 鮮やかなピンク→行動を促す
- くすみピンク→上品・落ち着きを出す
- 桜ピンク(白っぽい)→季節感・特別感を出す

おわり
桜が毎年心に残るのは、花の美しさだけでなく、そのピンクが感情や記憶と結びついているから。
そしてそれは、デザインにも応用できそうです。
どんな印象を与えているか。どんな気持ちを残しているか。
桜のピンクのように、ふとしたときに思い出してもらえるデザインを目指したいですね。
個人的には、スターバックスの春のデザインを毎年楽しみにしています。
ピンクの使い方ひとつで、ここまで季節感や特別感を演出できるのは、やはり参考になります。