ソフトコム RPA担当の岡野です。

RPAは繰り返しの定形業務に使用するもの、と認識されているかと思います。
しかし、繰り返し・定形でなくても、大量の単純作業であればRPAが活用できます。

弊社での例をあげてみましょう。

とあるECサイト制作で、商品ページに掲載する画像をメーカーサイトから大量にダウンロードする必要がありました。
画像をダウンロードするには、
①メーカーサイトで品番を検索し、
②表示された商品ページを開いて、
③掲載されている画像を順番にダウンロードします。
1回あたりは単純な作業ですが、数百ページともなると手作業では大変時間がかかります。

そこでRPAを活用して、メーカーサイトから画像をダウンロードする専用シナリオを作成し、業務時間外に稼働させてみました。
すると、人が作業するより短時間で画像のダウンロードを終えることができました!
ファイル名の変更までRPAに処理させたため、ECサイトにアップロードする手間も省いています。

ただし、繰り返しの業務ではないので、今回作成したシナリオは他で使うことがありません。
同じような作業はもう発生しませんし、他のメーカーサイトで使う場合はシナリオを作り直す必要があります。

それなら手作業でやった方がいいのでは?
シナリオ作成の時間が無駄になってない?

もちろんシナリオ作成には時間がかかっていますが、手作業で処理する時間と比べると、圧倒的にシナリオ作成にかかる時間の方が少なく、手作業によるミスもありませんでした。
大量にある単純作業なら、1度きりの自動化でも十分なメリットがあります。

弊社で取り扱っているWinActorなら普段行う作業を簡単に自動化することができるため、シナリオ作成にかかる時間も比較的少なくてすみます。

気軽に業務を自動化できればRPAはさらにあなたの強力なアシスタントになってくれます!
「今回だけ」や「たまに」しかない手間な業務も、RPAを活用してどんどん効率化していきましょう。