ソフトコムRPA担当の岡野です。
今回はECサイトの日報作成を自動化された事例をご紹介します。
弊社でECサイトの運用支援をさせていただいているお客様から、
下記のようなご相談をいただきました。
「ECサイトの売上などを日報としてデータ集計し、関係者宛にメール送信しているが、
複数のECサイトを運営しているため、各データを入力する作業に手間がかかっている。
毎日行う業務で30分ほどかかっているので、自動化できないか?」
売上データは基幹システムから一括でダウンロードすることが可能で、
ダウンロードしたデータをエクセルマクロで集計処理することで効率化されていました。
しかし、会員数やアクセス数は一括で取得できず、それぞれのECシステムにアクセスし、
日付指定でデータを表示させてから、エクセルに手入力する必要がありました。
これが意外と手間になっているので、自動化したいという内容のご相談です。
■日報作成の業務手順
① 各ECサイトの管理画面にログインして新規・累計会員数を取得
② ECモールの会員数を取得
③ 受注管理システムから全サイトの売上データをダウンロード
④ GoogleAnalyticsから各サイトのアクセス数を取得
⑤ 集計用エクセルに取得したデータを入力し、マクロで売上データを集計
⑥ 集計後のサマリーをメールに貼付し、関係者宛に送信
ご相談を受け、弊社が業務手順をヒアリングした上で、RPAによる自動化を設計し、
毎朝始業時間までに日報作成が終わるように対応しました。
さらに、データを貼付してメール送信するところまで自動化することで、
人による作業を完全になくすことができました!
ご担当者が終日不在でも滞りなく、日報の作成と共有が可能です。
休業日も稼働するため、急に週明け朝一で確認が必要になっても困りません。
忙しくて忘れてしまいそうという心配もなく、精神的負担も減ったと喜んでいただけました。
RPAはシステム化やマクロでカバーできない細々とした作業も自動化することができます。
人が作業する時間を単純に削減するだけではなく、「毎日しなければいけない」負担の軽減、
さらに、休日や時間外の稼働を実現することで利便性も高まります。
自動化を通して業務クオリティをアップできるのが、RPAの良いところですね。
RPAを導入することで効率化だけではなく、様々な副次効果が得られるので、
「この程度なら人がやればいい」と思う前に、ぜひ一度お試しいただくことをオススメします!
ECサイトに限らず、日報作成や日次データ集計などの効率化はソフトコムにご相談ください。