こんにちは、EC担当の有山です。アメリカ発祥の11月の大型セール「ブラックフライデー」、みなさまご存知でしょうか? 日本でもここ数年、セール開催企業が増えてきており、ニュースで耳にする機会も多くなりました。今年2017年、大手企業では、イオンモールが全国140店舗のショッピングモールで実施するほか、トイザらス、GAPは店舗・ECサイトともにセールが開催されました。

20171129_ec_ariyama_745050889

そもそも、「ブラックフライデー」とは? 「米国などで、感謝祭(11月第4木曜日)の翌日の金曜日のこと。休日とする職場が多く、商店にとってはクリスマス商戦の初日に当たる。「ブラック」は、買い物客による混雑、または黒字を連想させることから。(出典:「コトバンク」より) 米国では仕事も休みになる程、お祭り大セールなのだそうです!

ECサイトの運用に携わっておられる方は、新規顧客獲得・リピート客の獲得など、キャンペーンとしてセールは欠かせない施策でしょう。 しかし、日本で浸透している大型セールと言えば、実際のところ特定の日はなく、年末年始のセール、夏のセールぐらいです。

では、世界ではブラックフライデーの他に、いつ、どんな大型セールが行われているのか一例を挙げてみると。

■アメリカ ———————————–
◎サイバーマンデー(11月 第5週 月曜日):
感謝祭の次の月曜日。ブラックフライデーは休日のため実店舗がメインとなるが、休み明けの月曜日からはECサイトがメインとなり「サイバーマンデー」と呼ばれ、セールが行われています。その後も12月は、グリーンマンデー(12月 第2週 月曜日)・スーパーサタデー(12月 第3週 土曜日)・ボクシングデー(12月26日)と年末までセールが続くことが多いようです。

◎インディペンデンスセール(7月4日前後):
アメリカの独立記念日に合わせて行われるセールです。

◎フリーショッピングデー(12月24日までに商品が届く日):
クリスマス前の駆け込み需要に合わせ、数千の参加企業が一斉にECサイトでの送料無料キャンペーンを実施します。

■中国 ———————————–
◎独身の日(11月11日): 中国の最大手ECサイト、アリババが11月11日にセールを実施したことから広まったセールです。2017年のセールでの流通総額は、過去最大の2.9兆円に達したそうです。(出典:「朝日新聞DIGITAL」より)

◎ネットショッピングの日(12月12日):
独身の日と同じく、アリババが最初に実施したセールです。年内最後の大型セールとして盛り上がりを見せています。

■オーストラリア ———————————–
◎クリックフリンジ―(11月中旬ごろ):
オーストラリア版のサイバーマンデーと言われる、ECサイトでの大型セールです。

以上のように、各国様々なセールが実施されています。 なかでもブラックフライデーはカナダ・イギリス・インドなど世界的な広がりを見せており、日本でも年々注目度が高まることが予想されます。

また、近年注目を集める越境ECへの出店される企業にとっても、世界的な知名度の大型セールは逃せない大切な営業日となることでしょう!

日本国内でもオンライン・オフラインを越えた、日本独自の“ショッピングの日”が制定される日は来るのもそう遠くないかもしれません。

その際は、ぜひ仕事もお休みにしてお買い物を!と思いつつ、私は運用側で参加しているのかもしれませんね。